行政書士は「街の身近な法律家」です。
法律家といえば真っ先に思い浮かぶのが弁護士・検事などの法曹でしょう。
しかし法律はなにも、刑事罰や民事のもめ事など、
何かトラブルが起こった時にだけ行使されるわけではありません。


市民が生活し労働することの権利を守ることも法律の大切な役割です。
また、何か事業を起こす時にも、法的な手続きは欠かせません。


たとえば「飲食店の営業権利を得る」
「自作のデジタルコンテンツの著作権を守る」
「日本に在住する権利を得る」などなど、
個人や企業などの権利をはっきりさせて、国や都道府県、
市町村などの役所に届け出ておくべき約束事は無数にあります。

そのよう「義務」と「権利」が一体化している行政への
手続き事を、報酬を得て代行するのが行政書士です。


●関与できる書類は星の数ほど!
この行政への手続きが必要な書類ですが、
これが本当に星の数ほどあるのです。
私も数えたことはありませんが、行政書士が扱うことのできる書類の数は、
7000種類とも1万種類とも言われています。
市民や営業者の権利が守られているのは良いことに違いありませんが、
本当にもう複雑・多様です。そのことがわれわれ行政書士の飯の種になっているわけです。

日本の法律では、会社や医療法人を設立する、道路工事をする、
飲食業を始める、農地を売る、自動車を登録するなど、
すべて行政機関に届出をしなければなりません。

また権利関係の点から見ますと、著作権、交通事故の示談書、
遺言書その他たくさんあります。
もうひとつ事実証明の分野も大事で、
内容証明郵便や告訴状・告発状の作成など裁判の証拠として
有効な書類も行政書士は手掛けることはできます。


●行政書士の存在意義は、市民の営為を守ること
もちろん、行政書士は弁護士のように訴訟解決に直接携わることはできません。
しかし書類手続きの代行を通じ、法律家として一般の人々を
守っている自覚が、我々にはあります。
個人や営業者の権利を守ることも、トラブルを未然に解決することも、
法律家としての大事な役割です。

少し話は大きくなりますが、大きな循環のなかで法治国家の一端を担う意識を持って
仕事のできる方や、市民の方の為になりたい方にとって、
行政書士は非常に魅力ある仕事だと思います。


行政書士は、さまざまな書類の手続きを代行しますが、
それは表面的なものの見方に過ぎません。
行政書士の存在意義は、市民の営為を守り援助することにあります。

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