これから先20年・30年・40年。
自身の将来を賭ける職業の将来性は気になるところでしょう。

よくない例ではありますが、
法曹の世界にはロースクールの導入により試験制度が易しくなったため、
法曹が急増し弁護士の世界が飽和の状態になりつつある現実もあります。

このあたりのことは国策との兼ね合いもあり、
透明に将来を見通すことは誰にもできませんが、
みなさんにとって行政書士の将来性はやはり気になることでしょう。

その答えとして妥当なものは、
「時代の変化に敏感に対応でき、自分の仕事を作りだすことのできる人には展望は明るい」

だと思います。
お気づきになったかもしれませんが、
このことはみなさんの職場で、
経営者が口を酸っぱくして言い続けていることではないでしょうか。

まさにその通りで、行政書士こそこの経営者感覚が大事で、
それ如何によってきびしいお話ですが淘汰もあります。


●時代の先を読む力も大切
法律や産業構造は今後も変化をし続けます。
たとえば著作権のことを考えてみてください。
インターネットの登場以前、著作権をめぐる問題は
これほど頻繁だったでしょうか。
海外の誰かが今日のように簡単に著作権を侵害することができたでしょうか。
インターネットが普及し始めたのはほんの15年前のことです。

またそれ以前では、飲食などサービス業を支える労働力は、
今日ほどには外国人の方に依存していませんでした。

そのような世の中の変化を、
まだそのことが広がる前にいち早く察知して、
著作権や国際業務などでがっちり事務所を運営している
先輩書士は無数にいます。

彼らは建築や自動車などいわゆる既得権のうま味で食べている、
一昔前の行政書士とは明らかにちがいます。
時代の変化を読み、自分で仕事を作り出して成功していのが彼らであり、
私もその先見性には敬服しています(私の経営戦略の参考にもさせて頂いています)。


そしてそのような新しい変化は今後も必ずあります。
大きく言えば進化と変化を繰り返すのが世の中なのですから。
私は着手はできてはいませんが、
経済誌やインターネットを見ていて思うのは、
医療機器、会社設立、知的資産などの分野は特に、
アイディアと食い込み方次第で、限りなく仕事の幅が広がり得る分野のように感じます。


蛇足になりますが、申請書類の電子化やペーパーレス化が進んでいるため、
行政書士の仕事は減るというような小さなことを言う人がいます。
確かに書類の電子化は進むでしょう。
しかしそれも進化・変化です。そのようなマイナーな意見が
出てくるのはやはり、行政書士を表面的に書類作成の代行屋としか見ていないからです。

行政書士の本質はそこにはありません。
世の中が変わると、人はそれまでにはなかったお困り事に遭遇します。
個人も組織もそうです。その問題を解決するために、
常に時代にキャッチアップし続けることも、
これからの行政書士には望まれていると思います。

>>独学で失敗したくない人のための勉強法