人間の脳は、残念なことに、生命維持に必要な情報以外はあまり覚えたがりません。
そこで、試験に必要な知識を効率よくインプットするため、脳の特性に合った学習法を実践しましょう。 いままで正しいと信じられてきた学習法であっても、実は脳の特性を無視していることが意外と多いのに気付いて愕然としてしまいます。
これでは、なかなか知識が頭に入らないわけですね。

これまでの学習法がなぜいけなかったのか、どう改善すればいいのか、細かく見ていきましょう。

テキストは厚いものや、より情報量が多いものを選ぶようにしている
→→→テキストはできるだけ薄い、情報量の少ないものを選ぶ

受験初心者が陥りがちなのは、細かい記述がたくさんしてある分厚いテキストに安心感を得てしまうこと。
しかし、人間がインプットできる情報量には限りがありますから、
本当はできるだけ薄いテキストを選ぶことが重要なのです。
ということは、テキストには厳選された情報だけが掲載されていることが第一条件。
出題傾向をしっかりつかんで、確実に出題されそうな情報だけを集めて編集してあるテキストを選ぶ、
ということが合格への第一歩となります。


テキストは最初から細かく暗記するようにじっくり読み込む
→→→最初はざっと読み、2回3回と繰り返し読むうちに暗記していく

脳が何かを記憶しようとするとき、まずは大まかな全体像を把握してから、
細かな情報に細分化していく、という特性があります。

初めから細かい部分を暗記しようと読み込んでも、脳にはまったくインプットされません。

最初は大まかな流れをつかむ程度にさっと読み、
全体を読み終わったら次は声を出して読み、次はノートに書き出しながら読み……というように、
方法を変えたりしながら何度も繰り返し読み込むことで、細かな部分を記憶していくのです。


テキストを一度読み終わったら、次々に新しいテキストを購入する
→→→自分に合ったテキストを見つけ、同じものを何度も繰り返し読む

物事を記憶するという作業は、必要なもの以外記憶しようとしない脳を、
だます作業にほかなりません。
そのためには、脳に何度も繰り返し同じ刺激を与え続け“これは生命維持に必要な情報だ”
と勘違いさせる必要があるのです。
次々に新しいテキストに手をつけてしまうと、
それがたとえ同じ内容について書かれているものだとしても、
脳にとっては違う情報だと判断され、インプットされる確立は低くなります。
確実に出題されるであろう箇所だけに絞り込んで掲載しているテキストを用意したら、
その内容を信じて、同じものを何度も繰り返し読むことをおすすめします。


テキストを一度読み終わったら、まず去年の本試験問題を解いてみる
→→→いきなり難しい過去問に手を出さず、簡単な問題から解いてみる

これは一般的にもよく言われていることかもしれませんね。
基本的な問題から解くと、当然のことながら高い確率で正解できます。
そのことで達成感を味わって、次のステップへ進むことが大切なのです。
段階を踏んで問題のレベルを上げていくことで、
確実に自らの知識レベルも上げることができます。


試験勉強は、深夜の方が集中できる
→→→深夜よりも朝に勉強した方が効率は上がる

社会人や学生さんの場合、昼間は会社や学校で時間が取れないため、
どうしても試験勉強は帰宅後になってしまい、深夜までがんばってしまう人も多いことでしょう。
しかし、帰宅後は体も疲れを感じていますし、脳は一日6~8時間の睡眠を取らないと
記憶が定着しないという性質がありますから、夜は素直に早寝する方が効率的なのです。
その代わりに、朝は食事を取らずに早めに家を出て、
会社や学校で朝食を食べながら1時間でも学習してみてください。
深夜にだらだら勉強するよりも、格段に効率が上がるはずです。


試験勉強は、静かな部屋の方が集中できる
→→→適度な音や人の出入りなどがあるほうが集中できる

思い当たる方もいらっしゃるかもしれませんが、
人間は、誰もいない静まり返った場所では、
かえって気が散ってしまって勉強に集中できないことが多いそうです。
特に条文を暗記するような単純な作業の場合、
うるさすぎない適度な音楽をかけたりした方が集中力は高まる、というデータがあります。
しかも、同じ環境でずっと勉強し続けるより、
カフェやファミレスなどに場所を移動しながら勉強した方が、飽きずに集中力が長続きします。

>>独学で失敗したくない人のための勉強法

コメント & トラックバック

コメントはまだありません。

コメントする