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行政書士の新しい仕事として注目されているものに「ADR」があります。

ADRとは? 
英語で書いてあるとなんのことだかまったくイメージがつきませんが、日本語に訳すとだいぶ察しがつきやすくなります。「裁判外紛争解決手続き」という訳語が用いられていますが、まさにその通りの内容です。裁判を通過せずに、人々の間のもめごとを解決するための手続き、ということです。

法律では、「人々の間のもめごと」といえば? 
決まって、裁判所を通すことになりますね。もちろん、裁判に行く前に、示談という形で終わらせようとする風潮はありますが。

ところで、裁判で主役となるのは誰でしょう? 弁護士ですね。
弁護士以外にも、法律関係の職業や資格はたくさんあるものの、弁護士以外の場合は裁判に携わることはほとんど認められていません。行政書士も、依頼人の代わりをつとめてはいけないのです(どこかに出す書類を代筆することはできるのですが)。

しかしADRの場合は、そのような縛りは受けません。行政書士でも、顧客のリクエストに応じて紛争の解決のためにさまざまな役割を果たすことが可能なのです。

ADRの仕事は目下、未開拓
ADRについては、それを専門にやっている行政書士がいるという噂はなかなか耳に入りません。すでにどこかにいても不思議ではないですが、おおっぴらにやっている人はなかなかいないようですね。

この点は、まだチャンスが残されているという長所を意味しますが、短所も含まれます。つまり、ADRのエキスパート行政書士がいないということ。教えてもらうチャンスになかなか恵まれないということですね。

行政書士会等では、随時ADRについて啓発を行っているようです。それを聴くことは大事ですが、それだけでは勉強としては不充分かもしれません。情報収集については、自力で何とかしようとする心構えが必須となるでしょう。

これから先20年・30年・40年。
自身の将来を賭ける職業の将来性は気になるところでしょう。

よくない例ではありますが、
法曹の世界にはロースクールの導入により試験制度が易しくなったため、
法曹が急増し弁護士の世界が飽和の状態になりつつある現実もあります。

このあたりのことは国策との兼ね合いもあり、
透明に将来を見通すことは誰にもできませんが、
みなさんにとって行政書士の将来性はやはり気になることでしょう。

その答えとして妥当なものは、
「時代の変化に敏感に対応でき、自分の仕事を作りだすことのできる人には展望は明るい」

だと思います。
お気づきになったかもしれませんが、
このことはみなさんの職場で、
経営者が口を酸っぱくして言い続けていることではないでしょうか。

まさにその通りで、行政書士こそこの経営者感覚が大事で、
それ如何によってきびしいお話ですが淘汰もあります。


●時代の先を読む力も大切
法律や産業構造は今後も変化をし続けます。
たとえば著作権のことを考えてみてください。
インターネットの登場以前、著作権をめぐる問題は
これほど頻繁だったでしょうか。
海外の誰かが今日のように簡単に著作権を侵害することができたでしょうか。
インターネットが普及し始めたのはほんの15年前のことです。

またそれ以前では、飲食などサービス業を支える労働力は、
今日ほどには外国人の方に依存していませんでした。

そのような世の中の変化を、
まだそのことが広がる前にいち早く察知して、
著作権や国際業務などでがっちり事務所を運営している
先輩書士は無数にいます。

彼らは建築や自動車などいわゆる既得権のうま味で食べている、
一昔前の行政書士とは明らかにちがいます。
時代の変化を読み、自分で仕事を作り出して成功していのが彼らであり、
私もその先見性には敬服しています(私の経営戦略の参考にもさせて頂いています)。


そしてそのような新しい変化は今後も必ずあります。
大きく言えば進化と変化を繰り返すのが世の中なのですから。
私は着手はできてはいませんが、
経済誌やインターネットを見ていて思うのは、
医療機器、会社設立、知的資産などの分野は特に、
アイディアと食い込み方次第で、限りなく仕事の幅が広がり得る分野のように感じます。


蛇足になりますが、申請書類の電子化やペーパーレス化が進んでいるため、
行政書士の仕事は減るというような小さなことを言う人がいます。
確かに書類の電子化は進むでしょう。
しかしそれも進化・変化です。そのようなマイナーな意見が
出てくるのはやはり、行政書士を表面的に書類作成の代行屋としか見ていないからです。

行政書士の本質はそこにはありません。
世の中が変わると、人はそれまでにはなかったお困り事に遭遇します。
個人も組織もそうです。その問題を解決するために、
常に時代にキャッチアップし続けることも、
これからの行政書士には望まれていると思います。

「行政書士として成功するための資質は何ですか?」、と聞かれることがよくあります。

そんな時私がいつも返す答えは、
「開拓者精神があること」
「コミュニケーション能力があること」
「信頼される誠実な人であること」
「自分から仕事を作りだす意欲があること」

などです。


国家資格で仕事をしているとはいっても、
開業行政書士も商売人の一人であることに変わりはないのです。
対面でお客様の相手をする職業一般に求められる資質は、
どのことも行政書士には求められます。


●代書の技術はそれほどいりません
なかでも最も求められる資質はやはり「開拓者精神」です。
建築や土地関係の申請、運輸関係など実入りのよい既得市場を
獲得している一部の先輩書士たちは別として、
我々やこれからこの世界に参入するみなさんにはこのことは欠かせません。

それでは書類の作成能力はどのように考えたらよいのでしょう。
対象業務により差はありますが、
行政書士が手掛ける書類の代書自体には、
高度な知識や技術を必要としないものがたくさんあります。

極端な話、書き方がわからなければ役所の人に聞いて対処することもできます。
ですから事務処理能力があって、書類をたくさん書けば
それだけで食べられる職業だとは、まちがっても夢想しないでください。


●民間企業の営業に比べたら、ずっとラクです。
肝心なことは、代書をさせていただく書類をどこから見つけてくるかということです。
つまり大事なのは営業力、開拓者精神ということです、商売ですから。


開業したばかりの頃は特にそうですが、
事務所を開設し「○▲行政書士事務所」と看板を掲げただけでは、
仕事の依頼は来たりしません。
仕事は、自分から探しにいかなければなりません。

しかしその開拓者精神は、テレアポ等で毎月ゼロベースの
新規開拓をする営業職と比べればずっとラクなものだと思います。

・開業エリアで潜在顧客と思われる企業や商店を、労を厭わず挨拶に周る。
・自分でチラシを作って駅前で配ったり、ポスティングをする。
・事務所のホームページを作成し、マメにブログを更新する。

などなど、
そのつもりになれば誰にでもできることばかりです。


●商品は売らなくてもいいのです!
自分を売り込む必要はおおいにありますが、
物品を売る必要は一切ないのが、行政書士の営業です。
ですからいわゆる営業職で成績を出せなかった方にも、
行政書士の独立には活路があります。
「何かお手伝いできることがありましたら、よろしくお願いします」

そんな地道な自己アピールを継続すればよいのです。


そのような活動を継続していると良くしたもので、
初めのうちは僅かでも何かしら相談の問い合わせはあるものです。
その時点で頂いた仕事を、責任を持って仕上げること。
またさりげなく自分を売り込むアピールもします。

特に飲食・風俗営業の許可、国際業務、遺言・相続などの業務は、
時間の間は開きますが、口コミでお客様が広がりやすい仕事です。

開業3~5年時点で、仕事の半分以上が以前お手伝いした方の
紹介(口コミ)でいただけるようになってきたら、
それは十分成功者の圏内にあると言えると思います。

行政書士は基本的には「独立開業型」の国家資格です。
自分で事務所を持ち(自宅が事務所でも構いません)、
自分で方針や目標を立て活動します。
サラリーマンの働き方のような、組織の指示命令は一切ありません。
責任を伴った「まったくの自由」を得ることができます。
今回は、行政書士として私が魅力と感じるところをお話しします。


●4~5分野開拓できればそれで軌道に乗ります
行政書士の対象業務が無数であることを、すでにお話ししました。
その中からどの対象業務を選んで、自分の専門分野にするのかが大事です。
対象業務は無数にあるといっても人間一人のキャパシティーは限られています。
事務所が軌道に乗った時点で4~5分野の業務を仕事にできていれば、
それで充分事務所の継続は可能です。

現実的には、それまでのキャリアを活かして業務を開拓する書士が大半です。

「国家資格として開業するのだから、心機一転ゼロスタート」ではないのです。
かりにみなさんが、これまでの仕事が思うようにいかず行政書士を
目指すのであっても、いままでの経験がムダだった
というような考えはなさらないでください。


たとえば建築業界で営業の仕事をされてきた方なら、
既存の人脈は恵みの宝庫です。
行政書士になっても建築業(許可申請等)からは遠ざからないようにしてください。

面白い例の一人に薬事法の専門家がいます。
彼とは交流会で知り合ったのですが、
彼はドラッグストアの店員から行政書士に転身しています。

少しマニアックなところもある方ですが、
彼は医薬品や化粧品の成分分析をするのが好きなようで、
名のある製薬メーカーを顧客に安定した仕事を確保しています。

私にはそのような展開は真似ができませんが、
過去の経験や素養から活路を探っていけば、
行政書士には、その人その人なりの多様な営業展開が可能です。

行政書士独特のこの自由さは、他の士業ではちょっと考えられないことです。


●行政書士の2つのタイプ
7年行政書士をやってみて思うのは、行政書士は2つのタイプに別れることです。
ひとつは私のタイプ、どちらかといえば広く浅くのタイプです。

私の専門は飲食店や風俗店の営業許可、産業廃棄物処理業許可、
国際業務(ビザ申請など)、車庫証明などなどです。

地元の開業エリアに張り付いて、
仕事になることはなんでもやります。

実績と口コミを頼りに、少しずつ顧客を拡大する営業戦略をとっています。

もうひとつのタイプは先に紹介した薬事法が専門の彼や、
プログラムなど制作物の著作権を専門に活動しておられる書士さんです。

彼らは一つの業務を深耕する働き方を得意にしています。
それぞれに深い業務知識を問われますが、
彼らはむしろそのことを誇りとやり甲斐にしています。

彼らの働き方の恩恵は、顧客の信頼が得られるとその企業からの
お仕事依頼が繰り返し継続することです。

彼らの場合書類作成の大変さはありますが、
仕事が軌道に乗ったあとの営業努力はそんなにいらないようです。

行政書士は「街の身近な法律家」です。
法律家といえば真っ先に思い浮かぶのが弁護士・検事などの法曹でしょう。
しかし法律はなにも、刑事罰や民事のもめ事など、
何かトラブルが起こった時にだけ行使されるわけではありません。


市民が生活し労働することの権利を守ることも法律の大切な役割です。
また、何か事業を起こす時にも、法的な手続きは欠かせません。


たとえば「飲食店の営業権利を得る」
「自作のデジタルコンテンツの著作権を守る」
「日本に在住する権利を得る」などなど、
個人や企業などの権利をはっきりさせて、国や都道府県、
市町村などの役所に届け出ておくべき約束事は無数にあります。

そのよう「義務」と「権利」が一体化している行政への
手続き事を、報酬を得て代行するのが行政書士です。


●関与できる書類は星の数ほど!
この行政への手続きが必要な書類ですが、
これが本当に星の数ほどあるのです。
私も数えたことはありませんが、行政書士が扱うことのできる書類の数は、
7000種類とも1万種類とも言われています。
市民や営業者の権利が守られているのは良いことに違いありませんが、
本当にもう複雑・多様です。そのことがわれわれ行政書士の飯の種になっているわけです。

日本の法律では、会社や医療法人を設立する、道路工事をする、
飲食業を始める、農地を売る、自動車を登録するなど、
すべて行政機関に届出をしなければなりません。

また権利関係の点から見ますと、著作権、交通事故の示談書、
遺言書その他たくさんあります。
もうひとつ事実証明の分野も大事で、
内容証明郵便や告訴状・告発状の作成など裁判の証拠として
有効な書類も行政書士は手掛けることはできます。


●行政書士の存在意義は、市民の営為を守ること
もちろん、行政書士は弁護士のように訴訟解決に直接携わることはできません。
しかし書類手続きの代行を通じ、法律家として一般の人々を
守っている自覚が、我々にはあります。
個人や営業者の権利を守ることも、トラブルを未然に解決することも、
法律家としての大事な役割です。

少し話は大きくなりますが、大きな循環のなかで法治国家の一端を担う意識を持って
仕事のできる方や、市民の方の為になりたい方にとって、
行政書士は非常に魅力ある仕事だと思います。


行政書士は、さまざまな書類の手続きを代行しますが、
それは表面的なものの見方に過ぎません。
行政書士の存在意義は、市民の営為を守り援助することにあります。

行政書士とは

『官公署に提出する書類の作成とその代理、相談業務』。

早い話が、役所に提出する書類の作成や代行が主な仕事になります。

行政書士が提出できる書類は約1万種類以上といわれているほどです。


主な内容は、

【会社設立編】
株式会社・NPO法人等の他・医療法人・社会福祉法人・学校法人などの
設立手続またはその代理。

【国際業務編】
帰化許可申請、永住許可申請などの手続き

【権利業務編】
借用書・嘆願書・各種契約書などの作成

【自動車編】
自動車登録・車庫証明・運送業許認可などの手続き

【知的財産編】
著作権の登録・特許・商標の手続き、知的財産の管理・契約

【相続・遺言編】
遺言書・遺産分割協議書の作成、遺言執行の手続き

【離婚編】
養育費・慰謝料・財産分与などの書類作成、離婚に関する手続き


会社を設立したり、国際結婚したり、離婚したり・・・。
行政書士は生活に身近な出来事を扱う業務が多いですね。


これから先の人生、一度は相続・遺言というのも経験するはず。
遺言書がなかったばかりに、
市原悦子のドラマ『家政婦は見た!』の「遺産相続!骨肉の争い!」
みたいになってしまうことも!

金の切れ目は縁の切れ目ってやつですね。



行政書士はあなたに一番身近な“町の法律家”的存在

いま話題の行政書士という職業ですが、
正確に把握している人はどれぐらいいるのでしょう?


テレビドラマや漫画の主人公から想像するイメージでは、
弱者である依頼人を法のロジックを駆使して救う、
弁護士のような印象を持っているかもしれませんね。


これはあながちウソではありませんが、
行政書士の仕事の基本は書類を作成することです。


例えばあなたが『飲食店を開店したい!』と思っていたとします。

開店するためには営業許可申請が必要となりますが、
どのような書類を揃えてどの役所へ申請すればいいのか、すぐに分かりますか?


ほかにも、『会社を設立したい!』とか、
建設業や産廃業などの特殊な業種を営業したい
と思ったときなど、
一般の人が慣れていない書類の作成や提出業務を
依頼人に代わって行うのが行政書士の仕事
なのです。


行政書士の作成する書類は多岐に渡っていて、上記のほかにも


風俗営業許可申請
交通事故の損害賠償請求
外国人のビザ申請など国際的な業務
相続や遺言書の作成
車庫証明など自動車関連
各種契約書の作成

などなど、

行政書士が扱う書類の数は
数千から一万種類にも及ぶと言われています。


細かな契約書の作成や遺言書の作成などの
個人的な依頼から、法人の設立などオフィシャルな依頼まで、
さまざまな業務を迅速にこなす書類のプロフェッショナルと言えますね。


しかも、依頼人の利益を守るため法律や行政を
相手に奮闘する姿から、“一番身近な町の法律家”とも称されているのです。